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隠岐航路
就航・利用実態
隠岐~本土間、島後~島前間、島前3島間について、隠岐汽船によりフェリー3隻及び超高速船1隻が運航されています。
隠岐航路は人や物資の輸送手段として重要な役割を担っていますが、島民人口の減少、島内経済の停滞等により、平成10年度には年間62万人を超えていた利用者数が、近年は40万人台前半まで減少しています。
※令和2年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により減少
なお、島前3島間には、島前町村組合により連絡船1隻及び小型フェリー1隻が運航されています。
乗客数 | 車両航送台数 | |
---|---|---|
H10年度 | 約62.1万人 (うち島民約26.8万人) |
約5.1万台 |
H19年度 | 約45.8万人 (うち島民約23.3万人) |
約3.8万台 |
H28年度 | 約41.9万人 (うち島民約21.9万人) |
約4.2万台 |
R元年度 | 約41.9万人 (うち島民約20.6万人) |
約4.5万台 |
R2年度 | 約24.2万人 (うち島民約13.0万人) |
約4.2万台 |
船舶の状況
隠岐航路で就航している船舶の状況は下表のとおりです。
フェリーしらしま | フェリーくにが | フェリーおき | 超高速船 レインボージェット |
|
---|---|---|---|---|
総トン数 | 2,343トン | 2,375トン | 2,366トン | 173トン |
旅客定員 | 856名 | 823名 | 822名 | 256名 |
車両積載台数 | 74台 | 74台 | 74台 | - |
航海速力 | 18.90ノット | 18.90ノット | 18.90ノット | 40.00ノット |
所有者 | 隠岐汽船 | 隠岐汽船 | 隠岐広域連合 | 隠岐広域連合 |
就航年月 | H7年3月 | H11年4月 | H16年4月 | H26年3月 |
航路の状況
島民人口の減少、島内経済の停滞等に伴う輸送量の減少により、隠岐航路の営業収入は減少傾向にあります。
こうしたことから、平成19年に隠岐4町村及び島根県で構成する隠岐広域連合が「フェリーおき」を買い取り、隠岐汽船を指定管理者とするなどの支援を実施しました。
また、平成26年3月就航の「超高速船レインボージェット」については、隠岐広域連合が購入し、改修した後、隠岐汽船を指定管理者として運航委託しています。毎年度の運航に係る修繕費等についても指定管理料として支出するなど、隠岐航路の維持に向けた各種の支援を実施しています。
運賃体系及び推移
本土~隠岐間の運賃体系及び近年の推移は、下表のとおりです。
運賃改定日 | フェリー(2等) | 超高速船 | 備考 |
---|---|---|---|
平成9年4月1日 | 2,530円 | 4,990円 | 消費税5%導入 |
平成18年11月1日 | 2,840円 | 5,600円 | 島民向け復路1割引 |
平成20年7月1日 | 3,050円 | 6,000円 | 燃料油価格の高騰 |
平成20年10月1日 | 3,360円 | 6,490円 | 同上 |
平成21年3月1日 | 3,050円 | 5,940円 | 燃料油価格の下落 |
平成21年8月1日 | 2,840円 | 5,600円 | 同上 |
平成23年8月1日 | 3,150円 | 6,000円 | 燃料油価格の高騰 |
平成26年4月1日 | 3,240円 | 6,170円 | 消費税8%導入 |
平成27年11月1日 | 2,920円 | 5,760円 | 燃料油価格の下落 |
平成31年1月1日 | 3,240円 | 6,170円 | 燃料油価格の高騰 |
令和元年10月1日 | 3,300円 | 6,280円 | 消費税10%導入 |
令和4年1月1日 | 3,510円 | 6,680円 | 燃料油価格の高騰 |
地域において果たしている役割
隠岐航路は人や物資の輸送手段として島民の日常生活を支える生命線であるとともに、観光をはじめ隠岐諸島の産業振興を図る上でも重要な役割を担っています。